バンギャが関ジャニ∞のオタクになった話

最近関ジャニ∞にどハマりしています

 

小学生の頃からKAT-TUNのオタクをしていたので元々ジャニオタの資質はあったと思います

 

中学生の時に友達にはじめて連れて行ってもらったカラオケで流れたガゼットがきっかけでヴィジュアル系を聴き始めました

当時中二的なひねくれ方をしていたせいもあると思います、途端にジャニーズの曲がえらく幼稚なものに思えてきて、お小遣いはポポロやMyojoでなくSHOXXやCureへ消えるようになりました

 

最初は当時アニメのタイアップ曲などで人気だったナイトメアや、バンギャになるきっかけとなったガゼットのライブに行くことからはじまった私のバンギャルライフですが、その範囲は次第に広がったと言うべきか狭まったと言うべきか、所謂マイナー、ドマイナー、と言われるバンドのライブをキャパ200〜300くらいのハコで観ることが多くなりました あの重い防音扉の向こう、薄暗くてタバコ臭い、治安の悪いライブハウスの中で自分が少し大人になれたような気がして嬉しかったのを覚えていますが、今なら最前を取ってドヤ顔している中学三年生の自分をバックハグして「もう休め…」と言ってあげたいです

 

そんな感じでこれといった本命バンドが定まらないまま色んなマイナーバンドを転々としていたのですが(ガゼットは自分の中で神様のような存在なので本命とか関係ないです)高校生の時にケミカルピクチャーズの野中拓、Administratorの芥、レミングの千歳などで新盤を組んだことを知り、実質本命盤として通うようになりました 本命バンドマンは優しいし面白いしかっこいいしでマジで最高な男なので今でも地元に来た時は必ず行きますし大事なライブの時は遠征もしますが、去年の夏頃、それとはまた別のやべえ出会いがありました

 

それが関ジャニ∞なんですが

夏頃、人間関係で行き詰まった感があって完璧に精神をやられていたのですが、たまにTLに流れてくる関ジャニ∞クロニクルが面白いなーとずっと思っていて、「もうなんでもええから笑わせてくれ、このままじゃ精神が死ぬ」とかっこいいジャニーズというよりは笑いを求めてYoutubeで検索したのがはじまりです

 

え、待って待って、よく見たらかっこよくない?面白いのに?めちゃくちゃ面白いのにそれに加えてかっこいいの?しかも演技もできるし歌も上手いの?なんでもできるの?

 

そこからはもうよく覚えていません

気付くとファンクラブに加入し、ジャニーズウェブに登録し、推しのブログを読み漁り、手元にはたくさんのCD、DVD、雑誌がありました    ダメ人間じゃねえか

 

多分弱いところを突かれたんだろうなと思います 弱ってる時に優しくしてくれる男を私たちは好きになるじゃないですか?知らんけど

 

何が好きか、どこが好きかと聞かれるとバシッと答えるまでの脳みそがなくて情けなく感じてしまうのですが、簡潔にいうとかっこよさだけじゃない「人間」の部分に惹かれているのかなあと感じます

 

元々ジャニーズにはかっこよさを求めるのが一般的ですが彼らはまた少し違っていて、かっこいいところはバシッと決めてそれ以外は本当に素とまではいかないかもしれないけどそれに近い姿を私たちに見せてくれているのではないかなと錯覚させてくれるところが好きです

 

当然アイドルですから歌番組やライブではばっちり決めてくれます

推しに関してはファンサの鬼なんじゃないかと感じるほどですし他のアイドルに比べて歌番組での口パクも少ない方だと思います

我々ファンはMVなどの完璧に出来上がったものも好きですが歌番組やライブでの生のパフォーマンスを観れることが何より嬉しいです

 

ただ、バラエティやライブのあのテンションは多分彼らがあれをほぼ素でやってるから面白さが出るんだろうなと思うんです

狙ってあそこまでできはしないと思う そう信じたいです

そう考えるとメイキングのオフな顔、ワイプに映る退屈そうな表情まで愛おしく思えてくるんです

そういうかっこいいところだけじゃない、素に近いところを出す人間味あふれるところがとっても良いですね 好きです

 

また彼らは楽曲制作においてセルフプロデュース能力に長けていると思います

ジャニオタからバンギャに移行する時に「バンドは自分たちで作詞作曲しているけどジャニーズにはそれが無い、人が作った歌を歌わされているだけだ」と捻くれていた覚えがあります

今考えるとバンドでも曲を新しく生む際は本人ら以外の人間が手を加えているし当時は青いなと思う次第ですが

もちろんジャニーズは基本的にプロの作詞家、作曲家に楽曲を提供してもらうスタイルを取っていると思いますが関ジャニ∞に関しては本人たちも作詞作曲に携わることが多いような気がします

特に関ジャニ∞の天才こと安田章大は自分でMVプロデュースをしたり作詞作曲はもちろん、編曲をプロの方と合同で行なったりするので本当にいい男です

錦戸亮もかなりエッジの効いた楽曲を度々制作してはアルバムにねじ込んできたりするので最高だよね

最近では関ジャニ∞というバンドとして夏フェスに出演してみたり一部バンドスタイルでドームライブをやったりするので突然関ジャニ∞にハマったバンギャは盆と正月が一緒に来たような気分で何度もメトロックの映像を見返すのです

 

これまでx年間自分のマイナスな感情をヴィジュアル系特有の陰湿で鬱々とした歌詞に重ね合わせて色んなことを乗り切ってきたバンギャとしては、関ジャニ∞の時に爽やかで時にワイルドで時に優しい楽曲に励まされる自分がいることにかなり驚いています

アホな曲もかっこいい曲もあるんだけど、どんな曲も共通して嫌なことがあった時に決して強制しない優しさがありつつ少し背中を押してくれる、という面があって、それが自分の精神安定に繋がってる部分はあるなあと思います

 

総合すれば顔が良い、曲が良い、全部良い、尊い、となるのですがその中でもどういう風に好きなのか、少しでも書き残しておこうと思って書いてみました

 

最近は友人から写真集を譲り受け、メンバーが訪れたお店に連れて行ってもらう約束を取り付けました

誰か止めてくれ